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シナリオの「前年度シナリオ」には何を設定するか
回答
原則として、そのシナリオ自身を設定して下さい。「実績」シナリオの前年度シナリオは「実績」、「予算」シナリオの前年度シナリオは「予算」を設定ください。
解説
前年度シナリオの設定について考慮が必要となるのは、増減科目ディメンションを用いてバランス項目(例えば「設備」)の増減内訳(例えば「設備投資」や「売却」)を区分管理するケースです。
増減科目ディメンションには、当年度の増減内訳から算定される純増減が前期末と当期末の残高の差額と一致するかをチェックし、不一致額を増減科目の「期首差額」「期末差額」に自動設定する機能があります。
このとき、前期末残高の取得先シナリオを指定するのが「前年度シナリオ」です。
「実績」については、前年度末実績を前期末残高として増減を計算すればよいですが、「予算」については前年度末予算を前期末残高とするのではなく、前年度末の実績又は見通しを期首残高として当期増減を計算するケースが想定されます。そのため、「予算」シナリオの「前年度シナリオ」は「実績」又は「見通し」とすることが適切でしょう。
このような配慮は、バランス項目の増減について予算管理する場合のみ必要です。