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シナリオの保証表示形式は「期別」、データは累計ベースでインポートしたい
質問
シナリオの保証表示形式は「期別」としつつ、データは累計ベースでインポートしたい。
質問の背景
このようなニーズは、典型的には P/L データと B/S データを一括インポートしたい場合に生じます。
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シナリオの保証表示形式を「期別」としておくと、P/L データは各月発生額、B/S データは各月末残高を取り込むことになり、元データの加工に手間がかかります。
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シナリオの保証表示形式を「年度累計」としておくと、P/L データ・B/S データとも年度累計値(=各月末残高)を取り込むことが出来ます。ただこの場合、データをまだ取り込んでいない将来月の P/L 科目については、年度累計値がゼロ、各月発生額はマイナスとなりますが、多くの場合、各月発生額をゼロにすることが望まれます。
解決方法
シナリオの保証表示形式は「期別」の状態で、各月期末残高をインポートできるようフォームを設定することが可能です。
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通常フォームでのデータ取り込み先の増減科目は「
なし/#NONE
」ですが、増減科目「期末残高/#END」にデータを取り込むようにフォームを設定します。 -
P/L 科目(フロー勘定科目)については、増減科目「
期末残高/#END
」はデフォルトでは書き込み不可ですが、フォームの「デフォルト設定値 > フロー勘定の期末残高とバランス勘定の期末純増減を書込み可能にする」を ON にすることにより、書き込み可能とします。
以上の対応で、シナリオの保証表示形式が「期別」であっても、各 P/L 勘定の「期末残高/#END
」に年度累計値が書き込まれるようになります。増減科目「期末残高/#END
」に書き込まれた値をもとに、増減科目「なし/#NONE
」・「純増減/#NET
」は自動算出されます。
上記の対応をとる場合、複数の相対期間(月など)のデータを一括してインポートするようなフォーム仕様を避けて下さい。フォームのパラメタ(=選択項目)として月を指定し、指定した月のデータだけをインポートするフォームとして下さい。このようにすべき理由は、以下の関連記事にてご説明しています。 |