This page is in Japanese version. The English version is in preparation.
|
会計月次報告に最小限必要なディメンション・元帳は
回答
多くの会計システムでは、勘定科目と組織という2つの軸を中心に元帳データを管理しています(組織は、部署、ビジネスユニット、あるいは原価センタ/利益センタなどと呼ばれます)。
従って、組織別・勘定科目別の P/L データを取り込んで、エクセルベースの報告書に貼り付けることができるようなシステムを作ることが考えられます。
以下のような様々な報告資料を簡単に作成できる仕組みを構築できます。
-
全社 P/L の部署(部門)別内訳表
-
全社あるいは各部門の P/L 予実対比表―単月及び累計ベースで
-
全社あるいは各部門の P/L 月別内訳表
ディメンション設定は、おおむね以下の通りです。
- シナリオ
-
予算及び実績を登録。保証表示形式は「期別」にしておくのが無難です。
- 期間表
-
貴社の決算期に合わせた期間表
- 会計年度
-
サンプルアプリケーションのように西暦で設定しても、貴社の決算期を設定してもかまいません。
- 増減科目
-
設定不要です。
- 勘定科目
-
P/L 勘定科目のみ登録。設定方法については、 勘定科目ディメンションで利益を計算する方法 もご覧ください。
- 組織
-
組織を表すディメンションを追加して、組織ツリーを登録して下さい。末端メンバのラベルは会計システムで使用している部署コード・ビジネスユニットコードなどに合わせておくことをおすすめします。
元帳はひとつだけ設け、組織ディメンションを使用するよう設定します(上述の他のディメンションは指定せずとも使用することに決められています)。
これだけの設定を行い、あとは、「はやめぐり for fusion_place」を参考にしながら、[Excel-Link] を設定すれば、報告書作成は随分楽になります。
会計データだけでは充足できない項目(例えば売上高の内訳)が報告書式上にある場合、まずはエクセルに手入力することとしておき、後日、段階的にシステムに取り込んでいく進め方が考えられます。