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複雑なインポート処理にも、簡易版フォームのデータインポートで対応したい
質問
フル機能版フォームが高機能であるとはわかっていますが、簡易版フォームのデータインポートは設定が簡単なので、できるかぎり、簡易版フォームで対応したいと考えています。 そのためにどのような工夫が考えられるでしょうか。
回答
インポートすべきデータの加工処理(主に文字列処理)を事前にして、簡易版フォームではコード変換と変換後データの取り込みだけ行うという分担で、複雑なインポートにも対応できます。 前処理は、Windows の Poweshell で行うことが可能です。 可能な前処理の例をいくつか挙げます:
例
暦年月から会計年度と相対期間ラベルへの変換
以下のような変換を行います(3月決算の場合):
月別データ横持ち形式から縦持ち形式への変換
元データで、以下のように 4月度から3月度まで12か月分の金額が1行内に並べられているとします(こうした形式を「横持ち」と呼びます):
FY2025, A部門, 売上高, 1000,1020,960,1240, .....,1150
A部門、人件費等はわかりやすさのため名称表記していますが、実際にはコード値が指定されているとお考え下さい(以下同じです)。
これを以下のように12件の月別データに変換します(こちらの形式を「縦持ち」と呼びます):
FY2025, A部門, 売上高, M1, 1000
FY2025, A部門, 売上高, M2, 1020
FY2025, A部門, 売上高, M3, 960
FY2025, A部門, 売上高, M4, 1240
.....
FY2025, A部門, 売上高, M12, 1150
コード変換の前処理としてのコード結合処理
管理会計上、たとえば、ある部門の人件費は販管費、別の部門の人件費は研究開発費として扱いたいとします。 元データには部門コードと「人件費」の科目コードはありますが、人件費のコードは販管費と研究開発費で区別されていません:
FY2025, A部門, 人件費, M1, 1000 … A部門の人件費は販管費
FY2025, B部門, 人件費, M1, 2000 … B部門の人件費は研究開発費
こうした場合、インポートに際して変換テーブルで変換することができます。 その前処理として、インプットデータ上で、部門コードと科目コードを結合したものを科目コード欄に設定します:
FY2025, A部門, A部門|人件費, M1, 1000
FY2025, B部門, B部門|人件費, M1, 2000
この例で、部門コードと科目コードのセパレータに「|」が使われています。これは慣行にすぎません。 コード中に出現せず、CSVの区切り文字等と衝突しないなら、なんでもかまいません。 「!」もよく使われます。
上記のように加工したデータを取り込む前提で、簡易版フォームの「勘定科目」欄に以下のような内容の変換テーブルを適用します。
| 変換前 | 変換後 |
|---|---|
A部門|人件費 |
人件費(販) |
B部門|人件費 |
人件費(研) |
*|人件費 |
人件費(販) |
変換テーブルの最後の行では、「*」が、A部門・B部門以外のすべての部門にマッチしますから、それらの部門の人件費は販管費として取り込まれます。
Powershell の設定方法
上記のような前処理はすべて、Powershell にて可能です。処理したデータをリクエスタに読ませることで fusion_place へのインポートも可能です。
Powershell の設定にあたっては、AIの力を借りることができます。貴社のデータのレイアウトと、それを fusion_place にインポートする際の簡易版フォームで定義した項目並びを添えて、 どのように変換したいかをAIに説明し、設定内容を尋ねると、回答が得られると思います。
なお、フル機能版フォームなら、ここで挙げたようなケースへの対応は可能です。Powershellを使うよりむしろ容易に実現できます。
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暦年月から会計年度と相対期間ラベルへの変換 ➡ 文字列演算で変換
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月別データ横持ち形式から縦持ち形式への変換 ➡ 月別金額欄を「値フィールド」と指定し、それぞれの値フィールドキーに M1~12を指定。相対期間ディメンションに対応付けられた算出フィールドでは、そのフィールドキー値を @field_key 関数で取得する
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コード変換の前処理としてのコード結合処理 ➡ 勘定科目ディメンションに対応付けられた算出フィールドで、部門(入力値)+「|」+勘定科目(入力値)という結合文字列を作成。上記と同様の変換テーブルで変換をかける
フル機能版フォームの活用も、ぜひ、ご検討ください。