文字列をデータベースに保持したい
(1) 文字列勘定科目を用いる方法
勘定科目の「データタイプ」プロパティを「文字列値」とすると、その勘定科目を、金額・数値の代わりに文字列値を保持するのに用いることが出来ます。
文字列勘定科目を用いる方が手軽ですが、文字列勘定は、自身がひとつの勘定科目なので、他の勘定科目ごとに文字列を保持することができません。
経費の勘定科目ごとにコメントを入力したいような場合には、次の注記ディメンションを用いる方法があります。
(2) 注記ディメンションを用いる方法
ディメンションを新規作成するときに、そのディメンションが「注記ディメンション」であることを指定できます。
注記ディメンションのメンバには「データタイプ」を指定することができ、勘定科目のデータタイプに依らず、文字列値を保持することができます。データタイプを「(勘定科目依存)」としておくと、勘定科目のデータタイプが適用されます。
(3) 注記元帳を用いる方法
「元帳の設定」ダイアログボックスで、「注記元帳とする」チェックボックスにチェックしておくと、その元帳は、通常の元帳と異なり、勘定科目のデータタイプ(上述)に係わらず文字列を保持するようになります。
注記元帳は、過去のバージョンとの互換性維持のために提供されています。注記ディメンションを用いれば注記元帳で実現可能なことはすべて実現可能です。
なお、いずれの方法に依った場合でも、[Excel-Link] によるデータ入力と表示、フォームによるデータ入力と表示、いずれも特に配慮を要せず行えます。なお、フォームで文字列を入力する場合、ALT+ENTER で改行可能です。行の高さは自動調整されます。