配賦元金額と配賦金額合計が一致しない
回答
「配賦率の計算」と「配賦元金額合計に配賦率を乗じて配賦金額を算出」のそれぞれで端数処理すると、配賦元金額と配賦額合計が一致しなくなる場合があります。
下図の通り、配賦率を小数部表示すると配賦率の合計が100%になっていないことがわかります。
このような場合は途中で端数調整を行わず計算することで、より精緻に配賦金額を算出することが可能です。 下図では計算した配賦率のセルを使用せず、配賦金額のセルに直接 @multiply_fraction関数を使用し按分計算を行っています。
【@multiply_fraction関数】
計算途中で端数処理を行わずまた桁あふれも起こさずに a * b / c を計算する。最後に小数第 5 位が四捨五入され、小数 4 位までの計算結果が得られる。
第 1 引数~第 3 引数が、その順に、上記の a ~ c に対応します。
(参考) @multiply_fraction関数は配賦計算以外にも、 換算処理 (クロスレート算出時に端数が発生)などにも有用です。
@multiply_fraction関数でも四捨五入を行うため細微な端数は発生します。 |