アップデートにおける新旧バージョン番号の差が大きい場合の注意事項
質問
オンプレミスで使用しています。現在かなり古いバージョンを使用しており、fusion_place のバージョンアップを検討しています。
後方互換があり、データベースも自動でアップデートされるとの事ですが、注意しておくことはありますか。
回答
アップデートにおいてはデータベーステーブルのレイアウト変更が主な処理になりますが、このレイアウト変更毎に対象となるデータベーステーブルファイルのコピーが一時的に同一ディスク上に作成されます。
このコピーはレイアウト変更の都度削除されるのではなく、アップデート全体の完了時に削除されますので、アップデートにおける新旧バージョン番号の差が大きい場合は、一時ファイルの累積量に伴いディスク容量が逼迫し、エラーが発生する可能性があります。
このようなアップデート時のエラー発生を防ぐため、以下の点をご確認の上実施いただければと存じます。
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アップデート前のデータベースフォルダー(例: C:\FusionPlace_DB)に十分大きな空き容量(例えば現在のデータベースフォルダーサイズの数倍以上の空き容量)が存在するかどうか。
空き容量が不足している場合、データベースフォルダーを十分大きなサイズのディスクに変更するか、十分大きなサイズのディスクを持つコンピューター上でアップデートを実行することをおすすめします。
データベースフォルダーを変更する場合、fusion_place サービスの起動前に Tomcat 設定ファイル server.xml を変更する必要があります。 具体的には以下のページの黒丸数字 4 の C:\FusionPlace_DB\db\fusionplace 部分を変更します。
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アップデートを小刻みに実行する。(例えば 現在お使いのバージョン6.0 → 7.0 → 8.0 → 9.0 → 10.0)
アップデートを小刻みに実行することで、一度のアップデートに必要な一時ファイルの合計サイズが少なくなりますので、容量不足に陥る可能性は低くなります。
関連記事: fusion_place のバージョンアップ方法