パフォーマンス改善策(データ量の削減)

データベース トラブルシューティング よくあるご質問

質問

ハードウェア要件以外でパフォーマンスの改善策はありますか。

回答

fusion_placeはオンメモリー集計データベースのため、パフォーマンスの発揮にはメモリ確保が一番重要なポイントです。

円滑なシステム運用のためには十分な容量のメモリを用意する必要がありますが、状況により追加できない場合は、データ量の削減をご検討ください。 データ量の削減方法は以下の通りです。

  1. 元帳版履歴の圧縮
    元帳版にゼロ値/空白値を投入後、元帳の履歴を削除すれば、更新の都度作成されていた履歴がひとつに圧縮されるとともに、不要なゼロ値/空白値データが削除されます。
    (元帳データにすでに値がある場合、ゼロ値/空白値の投入時点では、データが削除されるのではなく 0 に上書きされ、 加えて、元帳更新履歴 が追加されますので、全体のデータ容量は増加します。メモリが逼迫している場合は、ゼロ値/空白値の投入を一度に実施せず、履歴削除と交互に実施するなどご検討ください。)
    また、業務プロセスをお使いの場合、データ更新のタイミングにより元帳更新履歴が版をまたがって追加される可能性がありますので、下記 2.業務プロセスの削除 を事前に実施ください。

  2. 業務プロセスの削除
    ワークフロー機能(業務プロセス機能)をご利用の場合には、多くの元帳版が自動作成されます。
    過去の業務プロセスを削除すると、各業務責任単位のワークスペースとして使用されていた元帳版が削除されるため、元帳版が少なくなります。
    業務プロセス削除後、後述の「不要データ整理」を行うとデータベースの領域が解放されます。

  3. 不要データの整理
    アプリケーションを削除したとき、あるいは、元帳・シナリオ・会計年度を削除したとき、関連する元帳データは削除されますが、データベース上でそれらの元帳データが占めていた領域は解放されません。
    メニューから 不要データを整理 を実施すると、消費されていた領域は解放され、他のデータのために再利用可能となります。

  4. データ保持期間の見直し
    古い会計年度のデータをお持ちの場合は、その保持期間を見直し古い期間のデータを削除いただくことをご検討ください。

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