メンバのリーフ区分を変更した場合のデータについて

設計

質問

ラベル「700」のリーフ科目を親メンバ(リーフ区分=リーフでない)に変更し、傘下に 「700_1」、「700_2」を追加予定です(パターンA)。 「700」には過去データが存在しますが、上記の変更をしても、過去データは参照可能でしょうか。 問題がある場合、パターンBでのメンテナンスを考えています。

【パターン A】
+-- 700         <- もとの 700 のラベルを「リーフ区分=リーフでない」に変更
|   +-- 700_1
|   +-- 700_2
【パターン B】
+-- 700X        <- (2) メンバ追加
|   +-- 700    <- (1) もとの 700 のラベル
|   +-- 700_1
|   +-- 700_2

回答

これまでリーフであったメンバのリーフ区分を「リーフでない」に変更すると、そのメンバで保持しているデータは参照できなくなります。(パターン A)

リーフでないメンバについては、下位メンバの集計値を表示する仕様となっているためです。
(データが失われるわけでなく、そのメンバのリーフ区分を「リーフである」に戻すと、また、見えるようになります)

また、パターンBですと、過去データや集計値を参照するためには、今まで使用していた700ではなく700Xを指定する必要があるため、 「700」をリーフメンバのまま「700X」 等に変更しつつ過去データ保持用に残し、これとは別に集計科目としての「700」を新たに登録するのが、常套的な対応(パターンC)です。

+ メンバツリーは以下のようになります。

【パターン C】
+-- 700         <- (2) 1番のラベル変更後、メンバ追加
|   +-- 700_1
|   +-- 700_2
|   +-- 700X    <- (1) もとの 700 のラベルを変更。過去データ保持のみに使う。

メンバラベルは変更可能であり、変更してもデータは失われません。 上記の場合、ID に紐づけて保存されている過去データ (旧 700) は、新しいメンバラベル (700X) に紐つくようになります。

メンバラベルを変更した場合のデータの保持については以下をご参照ください。
メンバラベルを変更してもデータは保持されますか

過去の金額を 700_1 等の代表科目に保持してよいのであれば、700X のような過去データ保持用メンバを新たに設けず、旧 700 のラベルを 700_1 に変更しても構いません:

【パターン D】
+-- 700         <- (2) 1番のラベル変更後、メンバ追加
|   +-- 700_1  <- (1) もとの 700 のラベルを変更
|   +-- 700_2