データタイプごとの増減科目入力可否および算出条件

データタイプごとの増減科目入力可否および算出条件は以下のとおりです。

増減科目入力可否·算出条件

基本ルール
  1. バランス項目については、増減を把握できるようにしています。

  2. 数値勘定に非数値データを入力する場合の入力可否はその対象勘定科目に対する数値入力可否と整合をとっています(一部例外あり)。

  3. 下表で「入力可」とされている場合でも、他の条件により入力が禁止されることがあります。

上段:入力可否 ( ○:可、 —: 不可 )
下段:データ保持項目の場合:「保持」、算出項目の場合:算出方法

増減科目種別

勘定科目データタイプ

バランス値

フロー値

非数値

セルのデータタイプ

数値

非数値

数値

非数値

非数値

前期末残高

#PREV

前期の#END値

(同左)

前期の#END値 [1]

(同左)

前期の#END値

期首差額

#BDIFF

使用せず [2]

使用せず [2]

使用せず [2]

#BEG値 - #PREV値

- #PREV値

期首残高

#BEG

使用せず [2] [3]

使用せず [2]

#CBAL値 + #CHG値 [4]

当期増減明細

DTL(任意)

○ (最下位メンバのみ)

最下位で保持、上位は集計

当期増減

#CHG

[5]

子メンバ値(DTL)総計

累計残高

#CBAL

[5]

保持 [4]

期末差額

#EDIFF

[5]

#END値 - #CBAL値

#END値

期末残高

#END

— / ○ [6]

保持

保持

保持

保持

保持

当期純増減

#NET

— / ○ [6]

[7]

[7]

#END値 - #PREV値

#END値

#END値 - #PREV値

#END値

#END値

なし

#NONE

[7]

[7]

[7]

[7]

[7]

#END値

#END値

#END値 - #PREV値

#END値

#END値


1. 前期が前年度末である場合、ゼロまたはブランクとなります。
2. 入力不可で、数値項目はゼロ、その他はブランクとして表示されます。
3. 期首残高がどの期間の残高に当たるのかは表示形式に依存して変化するので、適切な注記入力は困難と考え、入力不可としています。
4. 入力時には期首残高(#BEG)と当期増減(#CHG)から累計残高(#CBAL)が算出されますが、データベースには期首残高(#BEG)は保存されません。保存したデータを照会したときには、累計残高と当期増減から逆算して期首残高が表示されます。
5. 基本元帳では算出項目ですが、注記元帳では入力可としています(算出項目でも注記が必要な場合があり得るため)。
6. 通常は入力不可ですが、フル機能版フォームの「デフォルト設定値」で、「フロー勘定の期末残高とバランス勘定の当期純増減を書込み可能にする」を ON にした場合、当該フォームでは入力可となります。
7. 算出項目ですが入力も可能です。入力された場合、入力値に合わせて「期末残高(#END)」値が変更されます。