動作環境

概要

基盤ソフトウェア

  • Windows ファミリのオペレーティングシステムに対応しています。Windows は 64-bit 版が基本ですが、Web サーバベースで運用する場合のクライアント PC に関しては 32-bit 版でも利用可能です(standard を除く)。

  • Web サーバベースで運用する場合のサーバ機について、及び、スタンドアロンでご利用の場合は、実行基盤として Java(Java プログラムの実行環境)が必要です。Web サーバベースで運用する場合のクライアント PC に関しては、基本的には Java は不要です(下記「詳細」をご覧ください)。

  • クライアント機には、Web ブラウザと Excel が必要です(Excel は、[Excel-Link] を使用するクライアント機のみで必要)。 加えて、 fusion_place 実行環境 (FRE) をインストールして頂く必要があります。FRE は、通常、管理者権限なしでインストールでき、fusion_place 本体より長いサイクルでアップデートされます。
    fusion_place 本体のプログラムは、FRE によって、サーバーから自動ダウンロード/アップデートされます。

  • fusion_placeがサポートする基盤ソフトウェアは、その開発元/提供元が一般向けにサポートしている製品/バージョンが対象です。 開発元/提供元の製品/バージョンのサポート期間が終了した場合、当マニュアルの他の記載にかかわらず、fusion_placeにおいてもサポート対象から除外されますので、ご留意下さい。

必要な機器のスペック

  • 元帳データ件数が 20 万件程度を超えない場合[1]、サーバ機としてもクライアント機としても、メモリ 4G バイト程度の平均的なコンピュータで、多くの場合、十分です。

  • fusion_place は、元帳のデータ全件をメモリに読み込みますので必要メモリ量はデータ件数に依存します。元帳データ件数が 20 万件程度を超える場合は、サーバ機(あるいはスタンドアロン機)のメモリ容量を メモリ・ディスク容量見積りガイドライン を参考にお見積下さい。

詳細

スタンドアロン運用時

オペレーティングシステム

右記 Windows
(Itanium 対応 Windows を除く)[2]

Windows 11 (64-bit)
Windows 10 (64-bit)
Windows Server 2022 (同上)
Windows Server 2019 (同上)
Windows Server 2016 (同上)
Windows Server 2012 R2 (同上)
Windows Server 2012 (同上)

Java (Java 実行環境)

Oracle JDK 17 (64-bit)[3]
Oracle JDK 11 (同上)

Web ブラウザ

メニューページ表示用に Microsoft Edge, Google Chrome, Firefox 等なんらかの Web ブラウザが必要。

Microsoft Excel
[Excel-Link] 使用時のみ必要)

Excel for Microsoft 365[4](デスクトップ版アプリケーションのみ)

Excel 2021, 2019, 2016

いずれも、32-bit / 64-bit 双方を含む。

ディスク容量

空き領域 約 500M バイト必要

元帳データ件数が 20 万件程度[5]を超える場合は、 メモリ・ディスク容量見積りガイドライン をご参照ください。

物理メモリ容量

4G バイト以上を推奨

元帳データ件数が 20 万件程度[5]を超える場合は、 メモリ・ディスク容量見積りガイドライン をご参照ください。

Web サーバベース運用時

サーバ

スタンドアロン運用時と同じです。ただし、Web ブラウザ・Microsoft Excel は不要です。

クライアント

Java 実行環境が不要である点、及びディスク容量・物理メモリ容量を除き、スタンドアロン運用時と同じです。

オペレーティングシステム

右記 Windows
(Itanium 対応 Windows を除く)[2]

Windows 11 (32-bit / 64-bit [6])
Windows 10 (同上)
Windows Server 2022 (64-bit)
Windows Server 2019 (同上)
Windows Server 2016 (同上)
Windows Server 2012 R2 (同上)
Windows Server 2012 (同上)

Java (Java 実行環境)

不要

ただし、コマンドラインツールである リクエスタ を使用する PC では、以下の Java が必要です( FRE に含まれる Java を使用する ことも可能です)。

Oracle JDK 17 (32-bit / 64-bit)
Oracle JDK 11 (同上)

Web ブラウザ

メニューページ表示用に Microsoft Edge, Google Chrome, Firefox 等なんらかの Web ブラウザが必要。

Microsoft Excel
[Excel-Link] 使用時のみ必要)

Excel for Microsoft 365[4](デスクトップ版アプリケーションのみ)

Excel 2021, 2019, 2016

いずれも、32-bit / 64-bit 双方を含む。

ディスク容量

空き領域 約 500M バイト必要

物理メモリ容量

4G バイト以上を推奨

元帳データ件数が 20 万件程度[5]を超える場合は、 メモリ・ディスク容量見積りガイドライン をご参照ください。

  1. Oracle 社あるいは OpenJDK を提供している各社のサポート期限が終了済のバージョンの Java あるいは Microsoft 社のサポート期限が終了済のバージョンの Windows, Excel 等とともに当製品を使用することは、セキュリティリスクを伴います。当社のサポートはこのようなセキュリティリスクの低減を含意するものでは無いことをご理解の上、ご使用ください。

  2. Java の不具合等により、表に記載されている環境であっても fusion_place が動作しない場合があり得ます。その場合は、他のアップデート番号の Java への切り替えをお願いすることがあります。


1. 経営管理アプリケーションは集約データを扱うことを考慮すれば、20 万件は相当に大きな件数です。たとえば 100 部門で 100 勘定科目、予算と実績を 3 年分保持したとして、最大件数は 6 万件(100 × 100 × 2 × 3)です。実際にデータが発生する組み合わせはこれよりかなり少ないことが普通です。
2. 仮想環境上で Windows を稼働する場合も、Windows のバージョンが本表に記載されているものであれば、動作環境としてサポートいたします。ただし、その仮想環境上での事象を非仮想環境上で再現できない場合、そうした事象についての原因究明・対処は、お客様の責任で実施お願いいたします。
3. JDK は複数のベンダーから提供されています。弊社としては、Oracle 社が提供する Oracle JDK を基準としてサポートいたします。お客様は Oracle JDK 以外の OpenJDK も自由にご利用いただけますが、お客様が経験した事象が Oracle JDK 上で再現出来ない場合、弊社として対応いたしかねる場合がございます。
4. 旧 Excel for Office 365
5. データ件数は、元帳内に実際にデータが存在するメンバの組み合わせの数です(集計メンバは除外します)。ただし、相対期間ディメンションと表示形式ディメンションは無視して組み合わせをカウントしてください。また、作業版と公開版それぞれで見積もった件数の合計として下さい(作業版では、作業中に変更される件数のみカウントして下さい)。 ここでのメモリ容量は、会計年度あたりの最小期間数が 12 であることを前提とした値です。
6. Web サーバベースで運用する際のクライアント機においては、32-bit 版 Windows に対応しています。32-bit Windows をご利用される場合、弊社から、32-bit 版の FRE をご入手ください。