期間表のインポート・エクスポート

設計者

期間表のインポート

Excel シートに登録されたデータをもとに、期間表の内容を変更することができます。この機能を「期間表のインポート機能」と呼びます。

操作手順:

期間表のインポート機能を用いると、ひな型が用意されていない、週別・日別等の期間表をアプリケーションに適用することができます。

インポートできるデータの形式

インポート処理では、Excel シート上のデータを、クリップボードを経由して取り込みます。具体的には、Excel のシートから、設定内容の記述された範囲をクリップボードにコピーし、それを、期間表編集画面にインポートします。

以下ではインポートできるデータの形式を詳細に説明していますが、分かりにくいと感じられた場合、既存の期間表をエクスポートして、Excel シートに貼り付けてみて下さい。エクスポートされたデータは(下記規則に従っているので)そのままインポートすることができます。

記法に関する一般的規則

名称以外については、大文字・小文字は区別されません。

行の並びに関する規則

Excel シート上のコピー対象範囲には、上から順に以下の4つのコマンドに関する行を並べて下さい。

REPLACE-PERIOD-TABLE

期間表の置換を指示

ADD-PERIOD-UNIT

期間単位の登録を指示

ADD-VIEW

表示形式の登録を指示

ADD-RELATIVE-PERIOD

相対期間の登録を指示

各コマンドに対しては、それぞれ、ヘッダ行を 1 行と、明細行を並べて下さい。明細行の件数は、コマンドの種類と登録したい期間表の内容によって異なります。ヘッダ行は、明細行における各フィールドの意味を指示するための行です。コピー対象範囲内の任意の位置に、空行を置くことができます。空行は、単に無視されます。

ヘッダ行と明細行の並べ方に関する規則は以下の通りです。

  1. 範囲内の(空行以外の)最初の行は、ヘッダ行でなければなりません。

  2. ヘッダ行の後に、「明細行」を任意の行数置くことができます。それらの明細行のフィールドの並べ方は、直前のヘッダ行で指示した通りとしなければなりません。

  3. 範囲内で、ヘッダ行は、複数回現れてもかまいません。

  4. 各明細行は、期間表を構成するひとつの要素に関する登録指示を表します。明細行は、シート上での並び順の通りに処理されます。

明細行では、ヘッダ行で指定された各フィールドに、それぞれ適切な値が指定されます。従って、各明細行は直前のヘッダ行と同じ数だけのフィールドを持っていなければなりません。また、ヘッダ行と明細行のフィールドは並び順通りに対応付けられます。

以下ではコマンド別にヘッダ行と明細行の記述の規則を解説します。

REPLACE-PERIOD-TABLE コマンド

期間表の置換を指示するコマンドです。このコマンドが処理されると、それまでの期間表は捨てられ、空の期間表が新たに作成されて、以降の処理対象とされます。期間表を処理するコマンド群の先頭には、通常、このコマンドを置いて、既存の期間表を消去します。

ヘッダ行の内容に関する規則

ヘッダ行は、下表の各フィールドからなります。

フィールド名 必須 フィールド数 フィールド位置 指定内容(フィールド記号)

コマンド

1個

必ず第1フィールド

固定値 「REPLACE-PERIOD-TABLE

レコードタイプ

1個

必ず第2フィールド

固定値「HDR

名称

2個以内

任意

固定値 「NAME:ja」または「NAME:en

NAME:ja

日本語名称

NAME:en

英語名称

レコードタイプ「HDR」は、この行がヘッダ行であることを表します。

名称フィールドは、固定値「NAME」の後に、言語を表す "ja" または "en" を、半角コロン ":" で結び付けて示します。コロンの前後に空白を置かないで下さい。また "ja" と "en" は大文字でもかまいません。

明細行の内容に関する規則

明細行の各フィールドに対する指定値は下表の通りです。

フィールド名 指定内容(フィールド値)

コマンド

直前のヘッダ行と同じコマンドを指定

レコードタイプ

固定値 「DTL

この行が明細行であることを示します。

名称

期間表の日本語名称または英語名称。
(フィールド記号が NAME:ja なら、日本語名称、NAME:en なら英語名称)

ADD-PERIOD-UNIT コマンド

期間単位の登録を指示するコマンドです。明細行の各行が期間単位ひとつを登録します。期間単位は、先に登録されたものが上位期間単位とみなされますので、明細行の並び順に注意して下さい。

ヘッダ行の内容に関する規則

ヘッダ行は、下表の各フィールドからなります。

フィールド名 必須 フィールド数 フィールド位置 指定内容(フィールド記号)

コマンド

1個

必ず第1フィールド

固定値 「ADD-PERIOD-UNIT

レコードタイプ

1個

必ず第2フィールド

固定値 「HDR

ラベル

1個

任意

固定値 「LABEL

名称

2個以内

任意

固定値 「NAME:ja」または「NAME:en

NAME:ja

日本語名称

NAME:en

英語名称

レコードタイプ「HDR」は、この行がヘッダ行であることを表します。

名称フィールドの記述規則は、REPLACE-PERIOD-TABLE コマンドと同じです。

明細行の内容に関する規則

明細行の各フィールドに対する指定値は下表の通りです。

フィールド名 指定内容(フィールド値)

コマンド

直前のヘッダ行と同じコマンドを指定

レコードタイプ

固定値 「DTL

この行が明細行であることを示します。

ラベル

各行が登録する期間単位のラベル。

名称

期間単位の日本語名称または英語名称。
(フィールド記号が NAME:ja なら、日本語名称、NAME:en なら英語名称)

ADD-VIEW コマンド

表示形式の登録を指示するコマンドです。明細行の各行が表示形式ひとつを登録します。表示形式は期間単位と同じ数だけ必要です(期別表示形式ひとつおよび最下位以外の期間単位それぞれに対応する累計表示形式)。

ヘッダ行の内容に関する規則

ヘッダ行は、下表の各フィールドからなります。

フィールド名 必須 フィールド数 フィールド位置 指定内容(フィールド記号)

コマンド

1個

必ず第1フィールド

固定値 「ADD-VIEW

レコードタイプ

1個

必ず第2フィールド

固定値 「HDR

ラベル

1個

任意

固定値 「LABEL

名称

2個以内

任意

固定値 「NAME:ja」または「NAME:en

NAME:ja

日本語名称

NAME:en

英語名称

累計対象期間単位ラベル

1個

任意

固定値「ACCUMULATED-BY

レコードタイプ「HDR」は、この行がヘッダ行であることを表します。

名称フィールドの記述規則は、REPLACE-PERIOD-TABLE コマンドと同じです。

明細行の内容に関する規則

明細行の各フィールドに対する指定値は下表の通りです。

フィールド名 指定内容(フィールド値)

コマンド

直前のヘッダ行と同じコマンドを指定

レコードタイプ

固定値 「DTL

この行が明細行であることを示します。

ラベル

各行が登録する表示形式のラベル。

名称

表示形式の日本語名称または英語名称。
(フィールド記号が NAME:ja なら、日本語名称、NAME:en なら英語名称)

累計対象期間単位ラベル

登録対象が期別表示形式の場合、空白としておく。累計表示形式の場合は累計対象期間単位のラベルを指定する。

ADD-RELATIVE-PERIOD コマンド

相対期間の登録を指示するコマンドです。明細行の各行が相対期間ひとつを登録します。上位期間から順に登録されるよう明細行を並べて下さい。また、相対期間の深さは期間単位の数と一致している必要がありますのでご注意ください。

ヘッダ行の内容に関する規則

ヘッダ行は、下表の各フィールドからなります。

フィールド名 必須 フィールド数 フィールド位置 指定内容(フィールド記号)

コマンド

1個

必ず第1フィールド

固定値 「ADD-VIEW

レコードタイプ

1個

必ず第2フィールド

固定値 「HDR

ラベル

1個

任意

固定値 「LABEL

名称

2個以内

任意

固定値 「NAME:ja」または「NAME:en

NAME:ja

日本語名称

NAME:en

英語名称

親相対期間ラベル

1個

任意

固定値「PARENT

レコードタイプ「HDR」は、この行がヘッダ行であることを表します。

名称フィールドの記述規則は、REPLACE-PERIOD-TABLE コマンドと同じです。

明細行の内容に関する規則

明細行の各フィールドに対する指定値は下表の通りです。

フィールド名 指定内容(フィールド値)

コマンド

直前のヘッダ行と同じコマンドを指定

レコードタイプ

固定値 「DTL

この行が明細行であることを示します。

ラベル

各行が登録する相対期間のラベル。

名称

相対期間の日本語名称または英語名称。
(フィールド記号が NAME:ja なら、日本語名称、NAME:en なら英語名称)

アクセス許可タイプ

対象業務責任単位に割り当てるアクセス許可タイプのラベル。

親相対期間単位ラベル

登録する相対期間の親としたい相対期間のラベル。ここでラベルを指定された相対期間は登録済みでなければならない。

期間表のエクスポート

期間表の設定内容を、上述したインポート用の形式で、Excel シートに貼り付けることができます(データをクリップボードにエクスポートして、クリップボードから Excel シートに貼り付けるというステップになります)。このシートの内容を修正して、再度インポートすることができます。

操作手順: