fusion_place をインストールする

fusion_place をインストールします。インストール手順を以下に記述します。なお、インストーラ実行後はインストーラの指示通りに操作すれば下記手順通りにインストールできます。

Windows ユーザアカウントに関する留意事項

以下の留意事項は、スタンドアロンで運用される場合は当該 PC、Web サーバベースで運用される場合にはサーバ機について該当します(要するに fusion_place のインストール先のコンピュータについて該当します)。

  • fusion_place をインストールする場合、必ず管理者権限を持つユーザアカウントを用いて下さい。

  • fusion_place サーバプログラムは、インストール時に「Windows サービス」として登録されます。通常運用時において、インストール時のユーザアカウントでログインしていない状態でサーバを稼働する場合、この、fusion_place サービスが、管理者権限を持つユーザアカウント で実行されるよう、Windows サービス等を設定して下さい。[1]
    fusion_place のサービス名等は以下の通りです:

    1. サービス名 : FusionPlace

    2. 表示名 : fusion_place server

  • 上記の場合、サービスを実行するユーザアカウントには以下のフォルダ配下への読み取り/書き込みアクセス権を付与しておいて下さい。いずれのフォルダもインストール実行時に初期提案値が表示され、変更も可能です。

    1. fusion_place のインストール先フォルダ

    2. データベースファイルを置くフォルダ

スタンドアロンの場合の留意事項

fusion_place のメニューアイテムやアイコンは、インストール時に使用したユーザアカウントのメニュー及びデスクトップのみに表示されます。

管理者ユーザアカウントでインストールした場合、それとは異なるユーザアカウントでログインすると、メニューアイテムやアイコンが表示されません。

この場合、Webブラウザから、http://localhost:50000/fusionplace/app/ にアクセスするとメニュー画面が表示されますので、それをお使い下さい。この URL を「お気に入り」などに登録しておくと便利です(インストール時に異なるポート番号を指定した場合には、50000 番に代えてそのポート番号をご指定ください)。

インストール手順

  1. 販売元(フュージョンズ社)又はその代理店から、fusion_place のインストーラ配布ファイルをご入手下さい。

    インストーラ配布ファイルは zip 形式で圧縮されていますので、展開して下さい(ファイルを右クリックして表示されたメニューから すべて展開…​ を選ぶ)。

    ⇒ ファイルが展開され、フォルダが作成されます。そのフォルダの中にインストーラファイルがあります。ファイル名は以下のいずれかです(n.n.n はバージョン番号で置き換えて下さい):

    fusionplace-standard-installer-n.n.n.exe
    fusionplace-premium-installer-n.n.n.exe

  2. インストーラファイルをダブルクリックします。

    ⇒ インストーラが起動され、言語選択ダイアログが表示されます。

  3. 言語選択画面で、"Japanese" を選択し、OK ボタンをクリックします。

    ⇒ 「fusion_place セットアップウィザードへようこそ」ダイアログが表示されます。

  4. 上記画面の注意書きを読み、良ければ 次へ ボタンをクリックします。

    ⇒ 「ライセンス契約書」画面が表示されます。
    契約書の内容は、fusion_place standard と premium で異なります。

  5. 契約書(約款)を読み、条件に同意するなら 同意する ボタンをクリックします(同意しない場合、キャンセル ボタンをクリックしてください。インストーラは終了します)。

    ⇒ 「インストール先を選んでください」画面が表示されます。

  6. インストール先フォルダを指定し(初期表示あり)、次へ ボタンをクリックします。

    ⇒ 「Java 実行環境」画面が表示されます。このダイアログは、fusion_place で使用する Java がインストールされているフォルダを指定するためのものです。あなたのコンピュータ上で最も新しいバージョンの Java がインストールされているフォルダが初期提案されています。

  7. fusion_place が使用する Java がインストールされているフォルダを指定して、次へ ボタンをクリックします。

    ⇒ 「基本設定」画面が表示されます。

    OpenJDK を使用する場合には、Java がインストールされているフォルダが自動検知されない場合があります。その場合は、OpenJDK のフォルダ(配下に bin, lib というサブフォルダがあります)を選択して指定して下さい。

  8. 「基本設定」画面で、以下の項目を指定して、インストール ボタンをクリックします。

    • ポート番号(HTTP / 1.1 コネクタポートとシャットダウンポート)

    • データベース接続用のユーザ名とパスワード

    • データベースファイルを置くフォルダ

      これらの情報は、セットアップの終了後も、クライアントの設定やデータベースのバックアップに際して必要となりますので、控えておいてください。
      インストール後にこれらの情報がわからなくなってしまった場合、多少面倒ですが知る方法があります。「インストール時指定情報の記録場所」をご参照ください。

      ⇒ 「インストール」画面が表示され、インストールが始まります。インストールが終わると「fusion_place ~ セットアップウィザードは完了しました」と書かれた画面が表示されます。

  9. 「今すぐ再起動する」「後で手動で再起動する」のいずれかにチェックして、完了 ボタンをクリックしてください。

    ⇒ これでインストールは終了です。「今すぐ再起動する」を選んだ場合は、すぐにパーソナルコンピュータが再起動され、再起動後には fusion_place が使用可能になります。「後で手動で再起動する」を選んだ場合は、手動で再起動した後に、fusion_place が使用可能になります。

    ⇒ インストール直後においては、登録されているユーザアカウントは "admin" のみです(パスワードはインストーラ同梱のreadme.txtファイルをご参照ください)。起動確認後、必要に応じて他のユーザアカウントを登録して下さい。他のユーザアカウントを登録した後には、admin を削除あるいは使用停止してもかまいません。

  10. インストール先コンピュータをサーバとして使用する場合、Windows ファイヤウォールを調整して、「HTTP / 1.1 コネクタポート(デフォルトは 50000 番)」に対する他のコンピュータからのアクセスを許可して下さい

インストール後の起動確認

再起動後に、fusion_place の起動確認を行います。

  1. デスクトップに、 「fusion_place メニューページ」 というアイコンが作成されているはずです。このアイコンをダブルクリックしてください。

    ⇒ fusion_place のロゴマークのあるページが表示されれば、fusion_place は正しくインストールされています。


1. Windows のサービス管理画面で、そのサービスを実行するユーザアカウントを指定することができます。また、サーバプログラムの起動/停止を自動化する場合は、起動/停止のためのバッチファイルを Windows のタスクスケジューラに登録するのが一般的ですが、そうする場合には、タスクスケジューラにてユーザアカウントを指定することもできます。