元帳更新履歴
元帳データを更新すると、その内容が履歴として残されます。各履歴は「世代」と呼ばれます。管理者は更新履歴を照会することができます。
版と履歴の関係
更新履歴は版ごとに存在します。版の履歴は、その版が生成されて以来行われた更新処理に対応します。したがって各版の持つ更新履歴は以下のとおりです:
- 公開版
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作業版を公開すると、その時点での作業版の履歴が公開版の履歴に追加されます。作業版をクリアした場合には、公開版の履歴は変化しません。
- 共有作業版
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共有作業版を公開あるいはクリアすると、データ内容は公開版と同じになります(公開の場合には公開対象としたシナリオについてのみですが)。作業版には公開版との差分が蓄積されていくので、公開・クリアの直後には、作業版の更新履歴はありません。その後作業版のデータを更新すると履歴が蓄積されていきます。
増減科目と元帳更新履歴
増減科目の間には依存関係があります。すなわち、ある増減科目に入力したデータが他の(入力可能な)増減科目のデータに波及することがあります。たとえば、増減科目 #NONE
にデータを入力すると、増減科目 #END
や #NET
に変更が及びます。その逆も同様です。
このようなケースでは、波及するすべての増減科目ではなく、ひとつの増減科目に限って、元帳更新履歴に含まれます。上記の場合ですと、#END
や #NET
が変更された場合でも、元帳更新履歴には #NONE
が変更されたかのように表示されますのでご注意ください。