インポート処理ログ

設計者 管理者

インポート処理の過程は処理ログとしてファイルに出力されます。ファイル名は自動的に付されます。既存のファイル名と重ならないファイル名が選ばれますので、インポート処理を実行することによって過去の処理ログファイルが上書きされる心配はありません。

ファイルの形式

ファイルは CSV 形式(カンマ区切り形式)です。1 行目はヘッダ行で、2 行目以降は内容行です。改行文字は LF(ラインフィード)です。

ヘッダ行には内容行の各項目を識別するラベルが出力されます。

内容行は、インポートデータ(インポートファイル中の有効な行)ごとかつ、インポート仕様で値フィールドが定義されている場合には値フィールドごとに、2件出力されます。1件目は各フィールドの「変換前値」を保持し、2件目は「変換後値」」を保持しています。

上記形式は、Microsoft Excel で簡単に読み込むことができ、また Excel 上で並び替えやデータ抽出を行えるよう配慮したものです。

項目説明

各行の項目内容は以下のとおりです。

項目(列)

ヘッダ行での項目内容
(項目ラベル)

内容行での項目内容

変換前データ

変換後データ

行番号

#LINE_NO

インポートデータに振られた一連番号[1]

(値フィールドラベル)[2]

#VALUE_FIELD

取り込み対象である値フィールドのラベル

前後区分

#BEFORE_AFTER

固定値 "1.BEFORE"

固定値 "2.AFTER"

フィールド値×n

(各フィールドのラベル)

各フィールドの
変換前値

各フィールドの
変換後値

#VALUE

取り込み対象である値フィールドの変換後値
(すなわち、取り込まれる値)

更新前セル値

#CELL_VALUE_BEFORE_UPDATE

対象セルの値
(このログデータの作成元インポートデータによる
更新直前の値)

更新後セル値

#CELL_VALUE_AFTER_UPDATE

対象セルの値
(このログデータの作成元インポートデータによる
更新直後の値)

重大度

#SEVIRITY

このログデータの作成元インポートデータの処理に際して例外が発生した場合に、
その例外の重大度を示すコード [3] が設定される。
例外が発生しなければ空白となる。

⚠ 「フィールド値」列の数と並び順は以下のとおりです:

  • 簡易版フォームの場合、「フィールド値」列は入力データのキーフィールドの並びの後に、「バックグラウンド」に配されたディメンションを、「順序」の昇順(そして順序が同じならディメンションラベルの昇順)に並べたものになります。

  • フル機能版フォームの場合、「フィールド値」列はインポート仕様で定義されたフィールドの数だけ繰り返されます。並び順はインポート仕様で定義された通りです。


1. ひとつのインポートデータに関する変換前データと変換後データには同じ行番号が付されます。行番号は空白行にも割り当てられます。
2. 値フィールドラベルは、インポート仕様で値フィールドが明示的に定義されている場合のみ出力されます。
3. 重大度の低い順から、INFO, WARNING, ERROR のいずれかが設定されます。「インポート処理のしくみ」中の「例外処理」に関する説明もご参照ください。