ラベルの一意性
多くの場合、オブジェクトのラベルはアプリケーション内で一意でなければなりませんが、以下は例外です。
| オブジェクト | ラベルの一意性の範囲 |
|---|---|
ディメンションに含まれるオブジェクト |
ディメンション内で一意 |
プロパティの値定義 |
プロパティ内で一意 |
設計オブジェクトと管理オブジェクトには、識別のために「ラベル」を付すことが求められます。ラベルは、「勘定科目コード」「製品コード」といった識別のためのコードを一般化したものです。
(設計オブジェクトのひとつである)アプリケーションにはシステム内で一意なラベルを付す必要があります。すなわち、ひとつのシステム内で、同じラベルをもったアプリケーションを複数設けることはできません。
アプリケーションに含まれる各オブジェクトにもラベルが必要です。
ラベルは 20 文字以内で、以下の文字種を含めることができます。
ただし、カスタムディメンションのラベルについては「 # (シャープ記号)」と「_(アンダースコア)」以外の特殊文字は許されません[3]。
また、バージョン 11.0 以降では、会計年度、相対期間、シナリオ、表示形式を除き、ディメンションごとにテンプレートメンバのラベル規約をテンプレートメンバラベル制約で登録することが可能となっています。
アプリケーションおよび設計オブジェクト・管理オブジェクトには、ラベルに加えて、ユーザが理解しやすい「名称」を付すことが求められます。名称は多言語で付すことができます。長さは 100 文字までです(全角・半角問わず)。一部、名称に使えない文字があります(一部の人名漢字など)。
(半角スペース)」、「,(カンマ)」、「'(引用符)」を除く。また、最初の文字が # のラベルは、特殊目的での使用のため予約されているので、ユーザが登録するオブジェクトには使用できません。たとえば勘定科目ディメンションのラベルはシステムで自動的に付与され、その値は #ACCOUNT と決められています。
_ (アンダースコア)」以外の半角記号を使用できないので、このような制限を設けています。なお、「 # (シャープ記号)」を含むディメンションラベルがセル範囲の「名前」に用いられる場合、「 # (シャープ記号)」は「 . (ピリオド)」に置換されます(#ACCOUNT などシステムディメンションラベルの先頭のシャープ記号も同様にピリオドに置換されます)。