変換テーブルをメンテナンスする
変換テーブルはデータのインポートに際して適用されます。各フォームでの変換テーブルの利用法はフォームの設計に依存しますので、設計者あるいは管理者に確認してください。ここでは、業務実行担当者が知っておく必要がある範囲で変換テーブルについてご説明します。
(1)変換テーブルの種類
変換テーブルには、業務実行担当者がメンテナンスできるテーブルとできないテーブルがあります(後者は管理者がメンテナンスします)。各変換テーブルがどちらであるかを判断するには、「変換テーブルの管理」ダイアログボックスで変換テーブルを選択して、「カスタム表作成」の欄を確認してください(手順は下記参照)。値が「可」となっていれば、業務実行担当者がメンテナンスできます。
以降では、「カスタム表作成」が「可」である変換テーブルを前提にご説明します。
(2)デフォルト表とカスタム表
ひとつの変換テーブルは、実際には2種類の表を保持することができます。ひとつめは「デフォルト表」です。これは管理者がメンテナンスします。もうひとつは「カスタム表」です。業務実行担当者はこちらをメンテナンスできます。カスタム表の内容は業務責任単位ごとに保持されます。また、業務実行担当者は、カスタム表を設けないという選択をすることもできます(変換テーブルごとに選択可能です)。この場合、デフォルト表が適用されることになります。デフォルト表の内容でよければ、カスタム表をわざわざメンテナンスする必要はないということです。
個々の変換テーブルにどのような内容のデフォルト表が登録されているかについては、設計者あるいは管理者に確認してください。
(3)変換ルールとワイルドカード
デフォルト表、カスタム表、いずれも内容は、変換対象コードと変換先コードの対応表です。変換対象コードの欄では、ワイルドカードとして ? と * を使えます。 ? は任意の一文字にマッチし、* は任意の文字列にマッチします。ワイルドカードが使用できることの結果として、ひとつの変換対象コードが、対応表の複数の行にマッチすることがあり得ます。この場合、もっとも先頭に近い行が適用されます。
ワイルドカードは、変換先コード欄でも使えます。変換ルールに関する詳細については変換テーブルに関するトピックをご覧下さい。
変換テーブルメンテナンス手順
(1)カスタム表の作成
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メニューから
を選択します。
⇒「変換テーブルの管理」ダイアログボックスが表示されます。 -
カスタム表を作成したい変換テーブルを選択します。
⇒「カスタム表作成」欄の右に、「可」「未作成」と表示されることを確認します。その他の表示の意味は以下の通りです。
「不可」 : 選択された変換テーブルに対してカスタム表を作成することは許されていません。
「作成済」 : 選択された変換テーブルに対してカスタム表は作成済です。 -
カスタム表を作成 ボタンをクリックします。
⇒ 「参照する表」が「カスタム表」に切り替わり、表示されている表が編集可能になります。これは、デフォルト表の内容がカスタム表の初期値としてコピーされて表示されたためであり、デフォルト表が編集可能になったわけではありません。
(2)カスタム表のメンテナンス
-
メニューから
を選択します。
⇒「変換テーブルの管理」ダイアログボックスが表示されます。 -
カスタム表を作成したい変換テーブルを選択します。
⇒「カスタム表作成」欄の右に、「可」「作成済」と表示されることを確認します。 -
「参照する表」として「カスタム表」を選択します。
⇒変換表表示エリアにカスタム表の内容が表示されます。 -
変換ルール(テーブルの行)を追加または削除したい場合には、表の右の 追加 あるいは 削除 ボタンをクリックしてください(※1)。
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変換ルールの内容を変更したいときは、表上で対象変換ルールの各項目をダブルクリックして入力してください。
各項目の意味については、「変換テーブルの管理ダイアログボックスの項目説明」をご参照ください。 -
修正した変換テーブルを保存するには、保存 ボタンをクリックしてください。
※1 変換テーブル(維持管理)パネルでは、変換ルールを追削できるだけではなく、変換ルールの並び順も変更できます。並び順は変換ルールの適用優先順位を表します。