fusion_place 12.2.x の変更履歴
12.2.0-S130
2024-01-22
本リリースの変更点(12.1.0
→ 12.2.0
)は以下のとおりです。
新機能・改善
メンバプロパティ「データタイプ/#DATA_TYPE」
(@sugimoto-kei, @chaip-taka, @miwako-takemoto, #575, #596)
一般ディメンションのメンバプロパティ データタイプ/#DATA_TYPE
が導入されました。選択可能なデータタイプ値は以下になります。
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勘定科目・注記項目に依存 /ACCOUNT
-
なし /NONE
データタイプ/#DATA_TYPE
によって、各ディメンションで、単にグループ化のためのメンバを設けることが可能になります。
当該メンバのデータタイプを なし
とすると、その下位に複数のメンバツリーを登録したとき、そのメンバツリー間でメンバの重複があっても許されるようになります。
SLF4J
および logback
による reload4j
のリプレース
(@77web, @iteman, @chaip-taka, @miwako-takemoto, #537)
reload4j
(log4j 1.2.17
の脆弱性修正済みパッケージ)によるログ出力を SLF4J
および logback
でリプレースしました。
このリプレースにより、サーバー側およびクライアント側のログ設定ファイルが以前の log4j.properties
から logback.xml
に変更されました。
また、H2 データベースのログ出力先が、以前のデータベースと同一ディレクトリの fusionplace.trace.db
から、Tomcat のログディレクトリの fusionplace-stdout.YYYY-MM-DD.log
に変更されました。
併せて、サーバ側ログファイルの前日以前分のファイル名が fusionplace.log.YYYY-MM-DD
から fusionplace.YYYY-MM-DD.log
に変更されました。
詳細については、ログファイルの閲覧 をご参照ください。
これに関連して、当方が提供する Tomcat の設定ファイル |
不具合修正
以下の不具合が修正されました。
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[マネージャ] 元帳更新履歴の絞り込み基準指定で会計年度が指定できない。 (@sugimoto-kei, @chaip-taka, #584)
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[ブラウザ] [コントリビュータ] フォームから最大値を超える入力をすると変な数値に変換され、そのまま保存できてしまう。 (@sugimoto-kei, @KimuraMayumi, #491)
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スクリプト実行エラーメッセージのパラメーターが置換されない。 (@iteman, #642)
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[コントリビュータ] パッケージ入力データの保存時に起点フォームのパラメータ値が使用されない。 (@iteman, @takayuki-ohashi, #637)
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大量の元帳版更新履歴参照後に後続の処理がタイムアウトする。 (@sugimoto-kei, @chaip-taka, #625)