アプリケーションタイプ

設計者 管理者

アプリケーションタイプ

アプリケーションには3つのタイプがあります。いずれを選ぶかは、アプリケーションの新規作成時に指定します(作成後に変更することもできます―下記参照)。

アプリケーションタイプ 概要

ワークグループ

もっとも簡単なタイプのアプリケーションです。小規模チームでの使用に適しています。[Excel-Link] (エクセルとの連携機能)に加え、フォームによるデータの入出力が可能です。また、元帳のオープン/クローズ機能を使用可能です。フォームによるデータインポートにより、基幹システムのデータを直接取り込んで、報告・分析資料を作成することができます(変換テーブルによるコード変換も可能です)。

エンタープライズ

ワークグループの機能に加え、データへのアクセス制御に必要な機能(元帳アクセスコントロール機能)を使用できます。そのため、基幹システムから取り込んだデータに予算データなども加え、各部署に開示・提供するために使用できます。

ワークフロー

エンタープライズタイプのアプリケーションで利用できる機能に加え、業務プロセス(ワークフロー)を使用でき、予算や実績分析コメント、見通しなどを各部署から収集・集約することができます。

元帳アクセスコントロール機能が適用されるエンタープライズタイプ及びワークフロータイプのアプリケーションを、「セキュアード・アプリケーション」と呼ぶことがあります。

⚠ 6.1 以前のバージョンにおいては、上記以外に「ベーシック」と呼ばれるアプリケーションタイプが存在しました。これは、6.2 以降では、ワークグループタイプに統合されました。6.1 から 6.2 以降にバージョンアップすると、ベーシックタイプのアプリケーションは、ワークグループタイプに変換されます。

エディションとアプリケーションの関係

(fusion_place >= 10.0)

バージョン10.0 以降では、エディションの違い(fusion_place standard と fusion_place premium )にかかわらず、すべてのアプリケーションタイプを使用できます(使用権許諾契約により一部機能の使用が制限される場合があります)。

(fusion_place < 10.0)

  • fusion_place standard

    1. 「ワークグループ」タイプのアプリケーションのみ作成できます。ただし、フォームについては「簡易版」のみ作成可能です(バックアップされたアプリケーションを取り込んだ場合などで、作成済みのフル機能版フォームがある場合には、それを使用することが可能です)。

    2. 「エンタープライズ」「ワークフロー」タイプのアプリケーションは、アプリケーション定義ファイル又はアプリケーションバックアップファイルをもとに新規作成することができます。作成したアプリケーションの設定内容を変更することは出来ません。以下のオペレーションは可能です:

      • データの入出力、ワークフローにおけるパッケージの提出や承認など、一般ユーザ権限で実行できるオペレーション

      • プロセスの管理などの処理実行([マネージャ] の処理実行タブの各機能)

      • 元帳データ内容の照会と更新([Excel-Link] を含む)

      • 業務責任単位別実行権限のメンテナンス

  • fusion_place premium

    1. すべてのアプリケーションタイプを使用できます(使用権許諾契約により一部機能の使用が制限される場合があります)。

アプリケーションタイプの変更

アプリケーション作成後にアプリケーションタイプを変更することも原則として可能です。変更方法は、操作の手引きの「アプリケーション基本情報を修正する」をご覧ください。

アプリケーションタイプには、ワークグループ < エンタープライズ < ワークフローの順に上位互換性があります。すなわち、アプリケーションタイプを上位に変更した場合、設定内容はそのまま引き継がれます。反対に、下位のアプリケーションタイプに変更した場合、下位のタイプで対応していない設定項目は削除されるのでご注意ください(タイプ変更時に警告メッセージが表示されます)。例えば、エンタープライズタイプからワークグループタイプに変更すると、元帳マスク、アクセス許可タイプ、業務責任単位は削除されます。