フォームを用いたデータのインポート

機能概要

fusion_place [ブラウザ] から行う「データのインポート」と同様、フォームのインポート仕様に従いデータを元帳にインポートする機能です。すなわち、フォームやデータの視点、業務責任単位を指定したうえで、フォーム経由でデータを元帳にインポートします。ただし、フォームの列・行仕様またはセル仕様で「計算結果を元帳に反映」と指定されていても、計算結果の元帳への反映は行われないのでご留意ください。

リクエストの記述方法

「フォームを用いたデータのインポート」のリクエスト記述例を以下に示します。

<request type="IMPORT_VALUES" desc="実績インポートA">
  <parameters>
    <parameter name="APPLICATION" value="SAMPLE1"/> (1)
    <parameter name="FORM" value="IMPORT_ACT1"/> (2)
    <parameter name="PARTICIPANT" value="#NONE"/> (3)
    <parameter name="POV" key="#FY" value="FY2015"/> (4)
  </parameters>
  <contents>
    FY2015,M1,S01,M01,PL1100,-5131123 (5)
    FY2015,M2,S01,M01,PL1100,-11224332
    ・・・・
  </contents>
</request>
1 「アプリケーション」パラメタ
2 「フォーム」パラメタ
3 「業務責任単位」パラメタ
4 「データの視点」パラメタ
5 リクエスト内容

パラメタ

fusion_place [ブラウザ] でフォームを用いてデータを表示する場合と同様の項目を指定します(ただし、MIN_SEVERITY は、[ブラウザ] では指定できません)。

パラメタ 必須 キー 指定内容

APPLICATION

Yes

なし

対象アプリケーションのラベルを指定して下さい。

LEDGER_EDITION

No

なし

使用する元帳版のキーを指定して下さい。当パラメタが省略された場合、「共通作業版」が公開元とされます。なお、予約されている元帳キーは以下の通りです:

PUBLIC : 公開版
WORKSPACE : 共通作業版

FORM

Yes

なし

インポートに用いるフォームのラベルを指定して下さい。

PARTICIPANT

Yes

なし

インポートの際に選択する業務責任単位のラベルを指定します。ワークグループアプリケーションでは業務責任単位別の権限管理を行いませんので、#NONE と指定して下さい。

POV

No

あり

フォームに与えるパラメタ(データの視点)メンバを指定して下さい。key 属性にディメンションラベルを、value 属性にメンバラベルを指定します。

フォームでパラメタとして指定されているディメンションすべてに対して POV を指定する必要があります。

MIN_SEVERITY

No

なし

インポート処理ログに出力するログデータの重大度を指定します。ここで指定された重大度より深刻な重大度を持つ行のみがログデータ出力対象とされます。何も指定しなければ、すべての行のログデータが出力されます。

重大度は、深刻さの降順に以下の通りです:

ERROR エラー
WARNING 注意
INFO 情報

リクエスト内容

リクエスト内容はインポート対象データです。書式は fusion_place [ブラウザ] でインポートする場合と同じです(ただし、特殊文字 <, >, & の置換は必要です)。

使用するフォームが簡易版・フル機能版いずれかに応じ、詳細は以下をご参照下さい。

レスポンスの内容

「フォームを用いたデータのインポート」のレスポンス例を以下に示します。

<response type="IMPORT_VALUES" desc="実績インポートA">
  <returned-contents>
    #LINE_NO, #BEFORE_AFTER, #FY, #PERIOD, TENPO, SHOHIN, #ACCOUNT, .... (1)
    3, "1.BEFORE", "FY2015", "M1", "S01", "M01", "PL1100", ...
    3,"2.AFTER","FY2015","M1","S01","M01","PL1100",...
    ・・・
  </returned-contents>
  <result>
    <code>SUCCESSFUL</code> (2)
    <started-at time-zone="Asia/Tokyo">2015/02/28 09:50:04.227</started-at>
    <ended-at time-zone="Asia/Tokyo">2015/02/28 09:50:07.827</ended-at>
    <messages>
      総件数       : 693 件 (3)
      スキップ件数 : 0 件
      警告件数     : 0 件
      エラー件数   : 0 件
    </messages>
  </result>
</response>
1 返却内容
2 処理結果コード
3 メッセージ

返却内容

返却内容は「インポート処理ログ」です。書式は fusion_place [ブラウザ] でインポートする場合と同じです(ただし、特殊文字 <, >, & は置換されます)。

詳細は以下をご参照下さい。

メッセージ

処理結果コードが「FAILED」以外の場合、メッセージ欄には処理件数が表示されます。各件数の意味は、fusion_place [ブラウザ] でインポートする場合と同じです。

詳細は以下をご参照下さい。

処理結果コードが「FAILED」の場合、メッセージ欄には、処理が失敗した原因を表すメッセージが表示されます。