業務責任単位

管理者
ワークグループタイプのアプリケーションでは、業務責任単位は登録できません(すべてのユーザは、#NONE というラベルをもつ業務責任単位に所属するものとみなされます)。

業務責任単位

業務責任単位は、fusion_place を適用する業務に参加する部署や担当職務別のグループを表す管理オブジェクトです。業務責任単位は、組織図で表現される各部門と関係がありますが、両者が1対1に対応する必要はありません。たとえば、企画管理部内で、実績管理担当と予算編成担当を別々の業務責任単位としてもかまいません。

業務責任単位には、元帳へのアクセス権限が付与されます。具体的には、各業務責任単位に「アクセス許可タイプ」と「責任範囲指定キー」を割り当てることにより、その業務責任単位に所属するユーザがアクセスできる元帳データの範囲が指定されます。

アクセス許可タイプは設計者によって登録されます。管理者は、アクセス許可タイプを自体を登録したり修正することはできませんが、各業務責任単位に対して、登録済のアクセス許可タイプなら、どれでも割り当てることができます。

責任範囲指定キー

責任範囲指定キーとは、業務責任単位に割り当てられたディメンションメンバです。責任範囲指定キーは、アクセス許可タイプを補完して、アクセス可能データ範囲を確定させます。たとえば、アクセス許可タイプが「自部門のデータのみ参照可能」という内容を持つ場合には、責任範囲指定キーとして、「部門」ディメンション内で自部門を表すメンバを指定します。これによって、業務責任単位がどの部門を「自部門」とするのかを明確に指定することができます。

責任範囲指定キーは、勘定科目・増減科目及びカスタムディメンションについてのみ指定できます(すなわち、会計年度・相対期間・シナリオ・表示形式ディメンションに対しては指定できません)。

どのディメンションについて責任範囲指定キーを指定する必要があるかは、業務責任単位に割り当てられたアクセス許可タイプの設計に依存します。