定数

設計者 管理者

定数には、文字列定数・数値定数・論理値定数・ラベルがあります。

文字列定数

文字列を二重引用符(")で囲ったものです。

  "これは文字列です。"

文字列定数内に、{ } で囲った式を埋め込むことができます。

  "1 + 2 は、{ 1 + 2 } です。"
          => "1 + 2 は、3.0000 です。" と解釈されます。

文字列内で以下のエスケープ文字列を使うことができます。 改行:¥n または ¥r (※)

タブ: ¥t

二重引用符: ¥"

左中括弧: ¥{ (上述した埋め込み式を開始する { ではなく、単に文字として { を用いたい場合)

なお ¥ 記号は上記のようにエスケープ文字列の一部として使用されるので、¥ 記号自体を文字列に含める場合には、2つ続けて、¥¥ と書きます(これはひとつの ¥ 記号に置き換えられます)。

(※) ¥n が LF(ラインフィード)文字、¥r が CR(キャリッジリターン)文字です。通常は ¥n だけで問題なく改行されます。

数値定数

数値をそのまま(引用符で囲まず)記述したものです。

  • 4 桁までの小数部を含めることができます。

  1.0009
  • 整数部がゼロのとき、整数部を省略して小数点を置くことができます。

  .15
  • 前に正符号(+)または負符号(-)を置くことができます。

  -100

論理値定数

論理値「True」と「False」をそれぞれ表す定数です。

TRUE

論理値「真」

FALSE

論理値「偽」

大文字・小文字の区別はありません( True, true, tRue はすべて、論理値「真」を意味します)。

文字列定数とは異なり、引用符で囲む必要はないのでご注意ください。

ラベル定数

オブジェクトを識別するための ラベル を表す定数です。ラベル定数では大文字小文字は区別されません(解釈に際して、小文字は大文字に変換されます)。

ラベルが、英数字、シャープ記号( # )、アンダースコア( _ )のみからなり、数字以外の文字を含み、かつ、 予約語 と重複しない場合、式中にそのまま記述することができます。

  #Account (1)
1 #ACCOUNT というラベルと解釈されます。

上記以外のラベルは、一重引用符(シングルクォート) ' ' で囲んでください。そうしないと、正しくラベルと解釈されません。

  'IF' (1)
1 一重引用符で囲まなければ、予約語の IF と解釈されます。
  '0001' (1)
1 一重引用符で囲まなければ、数値の 1.0000 と解釈されます(数字のみからなるため)。
  '2000-01' (1)
1 一重引用符で囲まなければ、2000 - 1 という式と解釈されます。

上記の例外ケースに該当しない場合でも、ラベルを一重引用符 ' ' で囲んでかまいません。

  '#Account' (1)
1 #ACCOUNT というラベルと解釈されます。