"これは文字列です。"定数
定数には、文字列定数・数値定数・論理値定数・ラベルがあります。
文字列定数
文字列を二重引用符(")で囲ったものです。
文字列定数内に、{ } で囲った式を埋め込むことができます。
  "1 + 2 は、{ 1 + 2 } です。"
          => "1 + 2 は、3.0000 です。" と解釈されます。文字列内で以下のエスケープ文字列を使うことができます。 改行:¥n または ¥r [1]
タブ: ¥t
二重引用符: ¥"
左中括弧: ¥{ (上述した埋め込み式を開始する { ではなく、単に文字として { を用いたい場合)
なお ¥ 記号は上記のようにエスケープ文字列の一部として使用されるので、¥ 記号自体を文字列に含める場合には、2つ続けて、¥¥ と書きます(これはひとつの ¥ 記号に置き換えられます)。
ラベル定数
オブジェクトを識別するための ラベル を表す定数です。ラベル定数では大文字小文字は区別されません(解釈に際して、小文字は大文字に変換されます)。
ラベルが、英数字、シャープ記号( # )、アンダースコア( _ )のみからなり、数字以外の文字を含み、かつ、 予約語 と重複しない場合、式中にそのまま記述することができます。
  #Account (1)| 1 | #ACCOUNTというラベルと解釈されます。 | 
上記以外のラベルは、一重引用符(シングルクォート) ' ' で囲んでください。そうしないと、正しくラベルと解釈されません。
  'IF' (1)| 1 | 一重引用符で囲まなければ、予約語の IFと解釈されます。 | 
  '0001' (1)| 1 | 一重引用符で囲まなければ、数値の 1.0000 と解釈されます(数字のみからなるため)。 | 
  '2000-01' (1)| 1 | 一重引用符で囲まなければ、2000 - 1 という式と解釈されます。 | 
上記の例外ケースに該当しない場合でも、ラベルを一重引用符 ' ' で囲んでかまいません。
  '#Account' (1)| 1 | #ACCOUNTというラベルと解釈されます。 | 
1. ¥n が LF(ラインフィード)文字、¥r が CR(キャリッジリターン)文字です。通常は ¥n だけで問題なく改行されます。