デフォルト設定値
「デフォルト設定値」には、以下の項目が含まれます。
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データソースと金額・数値の表示/入力方法についての、フォーム全体に適用されるデフォルト値。
列・行仕様やセル仕様にこれらの情報が指定されている場合、そちらが優先されます(詳しくは「調停」をご覧ください)。 -
期間配分処理方法
フル機能版フォームは、例えば、年単位の金額入力時にその金額を月別に配分するといった「期間配分」を行う機能を提供しています。期間配分処理を行うか、また、その際の端数処理の精度(有効小数桁数)を指定することができます。 -
フロー勘定の期末残高とバランス勘定の当期純増減を書込み可能にする旨の指定
通常、フロー勘定の期末残高とバランス勘定の当期純増減は書き込み不可ですが、当項目を ON とすると、このフォームからは書き込み可となります。基幹システムからフロー勘定とバランス勘定のデータを一括してインポートするときには、各期間の残高値を取り込むのが便利です。当項目を ON とすることにより、フロー勘定についても期末残高を取り込むことが可能となります。 -
ローカル元帳マスク
このフォームにのみ適用されるローカルな元帳マスク条件式を指定する。
これを用いると、勘定科目属性などにより特定列・行・セルなどに限定して入力制限をかけることができる。例えば勘定科目のプロパティに従い、ループで繰り返される複数の勘定科目行のうち特定行のみを入力不可にするといったことができます。マスク条件式の文法は元帳マスクとほぼ同じですが、若干の違いがあります。詳細は、テキスト式の方言一覧をご参照ください。
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反映処理オプション
繰り返し反映処理を行うことを指定する。繰り返し反映処理を行うフォームでは、データを元帳に反映した後、再度データを取得してフォームの計算式を適用して再計算が実行されます。再計算は、データの変化が無くなるか、計算回数が「最大繰り返し反映回数」に達するまで繰り返されます。
⚠ 繰り返し反映処理とは
繰り返し反映処理を行うと指定しなくとも、フォーム上では全ての計算式が実行され、(計算結果を元帳に反映するよう指定されたセルについて)算出された値がメモリ上の元帳に書き込まれ、他のセルも含めてセル値が変化した場合は計算式が再実行されます。
ただし、以上の繰り返し処理において、ビュー元帳のセルの値には、その基底元帳のセル値の変化が反映されません。そのため、フォームで基底元帳のセル値を更新し、その値をビュー元帳のセルに反映し、再計算を行ってその結果をまたいずれかの元帳に反映する、という処理を行う場合は、上述のフォーム内での再計算後、その結果を元帳に反映し、さらに、そのフォームであらためてデータを取得して(このとき、ビュー元帳のセル値も最新になります)、さらに再計算を実行し、その結果を元帳に反映する、という処理を繰り返す必要があります。この処理のことを「繰り返し反映処理」と呼んでいます。
[ブラウザ] で「計算結果を元帳に反映」にチェックのあるフォームのデータを保存する際は、元帳へのデータの反映後、(他のユーザーが並行して更新した値を含めた計算結果とするため)元帳から最新データを再読込の上、再計算し、その結果を保存しています。 当処理はデフォルトで実行され、それ以降が「繰り返し反映処理」となり、その最大回数を規定するのが「最大繰り返し反映回数」です。 また、[スクリプト] で 当フォームの計算処理を実行する場合、(当該処理中に他のユーザーがデータ更新する可能性がないため)再読込、再計算、再保存の処理は行いません。 |